髙橋 「配達パートナー」には週に1度、配達実績に合わせた配達料をお支払いしている。支払額の基準等は公開していない。また、デリバリーが完遂できなかった場合のペナルティなどは特に設けていないが、「ユーザー」や「レストランパートナー」から「配達パートナー」が評価される「評価制度」を設けており、それを「配達パートナー」の質の確保に役立てている。怠慢や故意の料理破損などによって、「ユーザー」や「レストランパートナー」に迷惑が生じた場合、彼らからの評価が下がる可能性がある。評価が一定以上に低くなった場合、また、人種差別や暴力、侮辱などの不適切な振る舞いなど、設定されたガイドラインにそぐわない行為に対しては、状況を精査した上、全体のクオリティを保つために、その「配達パートナー」の〈UberEATS〉での配達を差し止めることも検討する。

東京でのサービス拡大はたいへん好調のようだ。日本市場における急成長の理由をどう分析しているか。

髙橋 日本には独自の食文化や出前文化がある。東京は言わずと知れた食の都であり、〈UberEATS〉のサービスは、日本市場と親和性が高いとかねてから考えていた。実際にサービスを提供してみると、想定を超える数の「ユーザー」にご利用いただいており、〈UberEATS〉への需要拡大には目を見張るものがある。料理を提供する「レストランパートナー」の数も、16年9月29日のサービス開始発表時点の150店舗以上から、約半年後の17年7月20日現在で800店舗以上となり、わずか半年ほどで急拡大している。
多くの「ユーザー」からは、外に食事に出る時間がなかったり、食事を作る時間がなかったりしたときに、スマートフォンで手軽に注文した料理を配達してもらえるので、非常に便利だという声をいただいている。また、日本でもフードデリバリーへの考え方が、昔とは変わってきているのを感じる。従来のデリバリーのアイテムはピザ、蕎麦、丼物、中華料理といった限られた分野のものでしかなかった。〈UberEATS〉のサービス登場によって、精進料理からサラダ、エスニックやデザートまで、多種多様な「レストランパートナー」の料理を1品から注文できるようになった。また、配達先も家だけではなく、オフィスやホームパーティの会場、ピクニック先なども指定でき、目的に合わせて柔軟にご利用いただけることも、〈UberEATS〉のサービスが広く皆様に愛されている理由ではないかと考えている。

ウーバーイーツ レストランパートナー
マクドナルドの一部店舗もウーバーイーツを利用している

マクドナルド、スシローなど大手外食企業によるウーバーイーツ利用については。

髙橋 マクドナルド様による〈UberEATS〉導入に関しては、特に都心におけるデリバリーサービスのニーズが拡大している現状を踏まえ、そのニーズに応えて、よりお客様の利便性を高めるために、導入を決定されたと聞いている。大手外食企業による〈UberEATS〉のサービス導入は、料理アイテムの多様化という意味でも、歓迎できる。

今後のエリア拡大や、新しい展開の可能性について。

髙橋 現在は東京17区(渋谷区・港区・千代田区・中央区・新宿区・目黒区・品川区・中野区・文京区・台東区・豊島区・北区・板橋区・杉並区・練馬区・世田谷区・大田区)の一部エリアで展開。さらに11月1日からは横浜でもサービスを開始した。今後も順次、サービスエリアを拡大していく予定で、より多くのお客様に、〈UberEATS〉のサービスをご利用いただきたいと願っている。

写真提供:© 2017 Uber Technologies Inc