使い勝手は〈LINE〉とほぼ同じ

<2018年4月19日> 〈LINE〉と唯一つながるビジネスチャット(チャット型の業務用情報共有ツール)である〈LINE WORKS〉は1万社を超える企業に導入されている(2018年2月時点)。この〈LINE WORKS〉を提供するワークスモバイルジャパン(東京・渋谷、石黒豊社長)は4月19日から、〈LINE WORKS〉と〈LINE〉の連携機能を拡充し、〈LINE〉との間のグループチャット機能の提供を開始した。従来、〈LINE WORKS〉と〈LINE〉との連携機能は「1:1」でメッセージのやりとりができるだけだったが、今後は〈LINE WORKS〉と〈LINE〉が双方とも、複数でグループチャットすることが可能になる。

〈LINE WORKS〉は、〈LINE〉を踏襲した親しみやすい使い勝手が特徴で、通常のLINEスタンプも使える「トーク」を始め、「アドレス帳」「メール」「カレンダー」「Drive」「アンケート」などの機能を使って、仕事に必要なグループ間の連絡を始め、予定やドキュメントの共有、意見のヒアリングと集計などを機動的に実施できる。「トーク」のグループ数も無制限で作成可能だ。一般の〈LINE〉と違う強みはビジネス向けに強化された「セキュリティ・管理」機能と「監査・モニタリング」機能。セキュリティに関しては、スマートフォンの紛失リスク対策を備えるほか、セキュリティ専門スタッフが毎日、すべてのアクセスをモニタリングしてリスクを分析、対応し、必要な機関とも連携している。「監査・モニタリング」機能によって、トーク・メールの送受信ログ(記録)を取得可能で、管理者が閲覧画面からそのログを閲覧できる。最上位のプレミアムプランなら、過去10年分のトーク・メールの送受信履歴を保管でき、過去にさかのぼって確認できる。

ただ、〈LINE WORKS〉は有料サービスのため、導入企業で〈LINE WORKS〉のアカウント(利用権)を持つのは社員に限るケースが多い。外食企業のように、パート・アルバイトのスタッフが多い企業の場合、社員の〈LINE WORKS〉からパート・アルバイトが使う一般の〈LINE〉に対して、1:1でしか連絡できないことが現場運営上のネックになっていた。そのため、〈LINE WORKS〉導入企業からは、グループチャット機能への要望が数多く寄せられていたという。今回、〈LINE〉とのグループチャット機能が使えるようになったため、社員(店長など)の〈LINE WORKS〉から、パート・アルバイト全員(もしくは必要なグループ)の〈LINE〉向けに、メニュー変更やシフト調整などの連絡が、手軽にできるようになった。回転寿司チェーン「スシロー」を展開するあきんどスシローでは、2017年10月から〈LINE WORKS〉を導入・活用しているが、「〈LINE〉ユーザーとのグループトークが可能になることで、約4万名在籍するアルバイトスタッフやお取引様と、迅速な情報共有が可能になる」と歓迎している。

また、従来から、営業スタッフは〈LINE WORKS〉を使って取引先と1:1で情報を共有し、日々の営業に役立てるケースが多かった。グループチャット機能が提供されるようになったため、〈LINE WORKS〉と取引先の〈LINE〉との間で自由にグループを作り、情報共有が可能になったため、従来よりも利用の幅が広がり、営業効率の向上も期待されている。

●〈LINE WORKS〉の利用料金●〈LINE WORKS〉にはライト、ベーシック、プレミアムという3段階の料金プランがある。利用料金は1ユーザーにつき月額300円(ライトプラン。ただし年額プランの場合)から1000円(プレミアムプラン。同じく年額プランの場合)。